【一人旅記】台湾一人旅①~初めての海外一人旅でドタバタ劇~

ススムのさぼり場

2019年の9月。

地方に住む友人を訪ねたついで、その地域の空港に僕は向かった。

 

今回の旅先は台北。

同行者はなし。

完全な一人旅である。

 

自分(とgoogle 翻訳)しか頼れない状況で、自分を試してみたかった。

異国の地でどれだけ意思疎通ができるのか、実りある旅にできるのか。

これから向かう旅先に思いをはせながら、飛行機に乗り込む。

 

はずであった。

 

乗るはずだった飛行機を眺めながら僕は絶望していた。

~~~~~~~~~~~

遡ること1時間前。

「申し訳ありませんが、ご搭乗いただけません。」

40分前に空港についた自分は、すでに国際線のチェックインが終了してしまったことを告げられた。

 

国内線に慣れ切っていた自分は、国際線のチェックイン時間の確認を怠っていた。

 

何とかなりませんか、、と懇願するも届かず、飛行機を逃す。

 

まずいまずい。

時間の合間を縫ってようやく実現できた今回の旅。

これでおしまい、はあまりにも辛い。

 

顔面蒼白、震える手を落ち着け代替案を探す。

どうやら後続の台北直行便はすべて埋まっているらしい。

やばいやばい。

 

そうだ、経由便はどうだろう。

調べると成田経由なら行けそうなことを発見した。

なんとかなりそうだ、、

 

航空券をとった後、宿泊先に遅れる旨のメールを英語で打つ。

早速返信があった。

 

「No problem. Our reception is open 24 hours, you may check in anytime」

 

24時間いつでもチェックインできるようだ。

TOEIC3点の英語力を振り絞って書いたメールでもどうやら通じたらしい。

良かった良かった。

 

調べつくしてこの日の最安で航空券は取ったが、それでも結構な出費となってしまった。

ただ今回はお金<時間。

未来の自分に期待しお金を使った。

~~~~~~~~~~~~

 

当初の予定より5時間遅れてようやく桃園国際空港に着いた。

もうこの時点で相当ぐったりだ。

まず適当に日本円を両替する。

当然ながら漢字ばっかり。

早速異国を感じている。

 

さてここからさらにバスで市内へ向かわなければいけない。

バスのチケットを購入しなければならないのだが、漢字ばっかりでさっぱりわからない。

うろうろしてるとそれっぽい販売機に目が留まった。

 

まあこれだろうと、

えいや!!!!

と疲労もピークでろくに考えずお札をつっこんだ。

 

が、次の瞬間からジャラジャラジャラと小銭が出てきた。

 

止まらない、小銭が止まらないんだ。

 

???

 

機械がバグってるんじゃないかと思った。

おいしっかりしろよ!!

 

しかしよく見るとお札をつっこんだ機械はまさかの両替機。

この時すでに夜2時を回っていた。

そう、バグっていたのは機械ではなく、僕の頭だった。

 

無限小銭の前に再び絶望。

 

当然財布には入りきらないため、コンパクトバッグに詰め込む。

そのあとどうにかチケットを買い、バスに乗り込むことができた。

 

台北についてからは暗い雨の中をのそのそと歩いてゲストハウスに到着。

とんだドタバタ劇だった。

明日から取り戻そう。 身支度をして布団に潜り込んだ。

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