拝啓
勝てなくても楽しければいいやと逃げている過去の僕へ
まず初めに、君へ衝撃の事実を伝えなければいけない。
今君は何か月勝てていないだろうか。
そう、2か月勝ちがない状態だよね。
すぐ終わると思ってるでしょう。
けれどその状態はあと4か月は続くよ。
なぜかって。
それは勝てなくなって、どうすればいいか分からなくなって、「勝てなくてもバドミントンを楽しくできればいいや」って考え始めてしまっているからだよ。
言い換えれば自分から勝ちを遠ざけてしまっているんだ。
確かにバドミントンは勝ち負け関係なく楽しい競技だよ。
でもね部活に入って、周りと競っている環境ではただ「楽しくできれば」って気持ちは通用しないよ。
周りの人を思い浮かべてごらん。
死に物狂いで勝ちを求めている人がいっぱいいるんじゃないかな。
そんな中で才能も実力もない君が「ただ楽しく」なんて甘いことを考えていては、覚悟の差で勝負がついてしまうのは明らかだよ。
相手は必死に向かってくる。
なのに君は楽しければ、なんて言って勝ち負けにこだわらない風を出している。
これじゃ競った場面で粘り切れないでしょ。
ただ負けた状態が続けば、君は負けず嫌いな性格だから、心のどっかで凹む。
きっと勝ちたくなる。
そして試合に勝とうとする。
だけどなんで勝てないかわからなくなってると思う。
勝てなくても、っていう負け癖は、がンゴな油汚れのように一度ついてしまったらなかなか脱却できない。
けれど諦めちゃいけない。
真剣に、どん欲に、泥臭いプレーでもいいから相手コートにシャトルを返そう。
フェイントで相手をだまそうとか、おしゃれなプレーは必要ない。
変な軌道でもいいじゃないか。
フレームショットでもいいじゃないか。
相手のコートに落とせれば1点。
それがバドミントンというもんだよ。
それを21点、2ゲーム分繰り返せば勝ちになるよ。
そういった勝ちへの姿勢が強力な洗剤となって頑固な負け癖を落としてくれるはずさ。
僕から伝えたいことは、明日から必死にシャトルを追いかけてください。
勝ちへの必死さが本物になった時、暗黒の連敗期間から脱出して大きく飛躍できることを約束します。
辛いけど自分と向き合って頑張ってね。
敬具
勝てなかった半年間僕は何がダメだったんだろうとふと思うときがありました。
しばらく負けが続いて、勝てなくてもいいやと考えてしまったことが僕の中の負け癖を形作ったのかなと思いました。
半年負け続けてやっとつかんだ一勝は、全力で勝ちにいく姿勢を貫いて得た価値あるものとして僕の中に今でも刻まれています。
飛び込んでシャトルを拾い、長いラリーでも気持ちを切らさず、ただ勝ちを追い求めたあの試合があったからこそ、今僕は勝つことができていると感じています。
今の僕から過去の僕へアドバイスするとしたらどんな手紙になるかなと、つらつら書いてみたお話でした。
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